年末に年賀状を書く時、いつも、届いた方の負担にならないといいけど、
と思いながら、今年も送らせていただきました。
ご丁寧に返事を頂き本当にありがとうございます。
お子様達や家族の変遷を知らせて頂けるのがとても嬉しいのですが
SNSで挨拶を交わす昨今ですから、
返信しなくちゃ!と負担にならなければいいけど、といつも思っています。
今年の年賀状の中にうちで出産してくださったお母さんの近況と共に、
9歳のお子さんの字で
「いつも私のことを思い出して年賀状ありがとうございます。」
と鉛筆書きで添えられていて、心があたたかくなりました。
9歳のあなたへ
お返事ありがとう。
実は9年の育ってきた過程は最初の1年間ぐらいしか知らないけれど、
アルバムには残りにくい、あなたがお腹の中にいる時の
パパ、ママ、お爺ちゃん、お婆ちゃん、お兄ちゃんの想いは知ってるの。
あなたに会えるのを楽しみに、時にお兄ちゃんを追いかけて小走りしちゃって
息切れしながら、ごめんね、と謝ったり、
身体が思うように動かなくて、仕事も家事も上手くいかない、
赤ちゃんに栄養を、と解っていても、料理できない自分に
もどかしく、情けなく、辛い思いを吐き出せない時もあったり、
そんな辛さに気づいてくれないパパに苛立ってみたり、
時に超音波を見て手足を元気に動かすあなたにうわぁ〜と声を上げ涙ぐんだり、
時にできればパパのいるこの日に生まれてきてねー、とお願いしてみたり、
あなたを胸に抱いた時には全ての人や事柄に、ありがとう!と叫びたくなったり、
やっと、やっと、だね、と言葉にならなかったり、
いろんな時のママ、を知っているんだよ。
あなたが可愛くて、大切過ぎて、愛おしすぎて、心配で、
お兄ちゃんもあなたもどっちも大切だから、どうしたらいいかわからないことが多すぎて、
眠れない日が続いたり、なんだかイラついたり、悲しくなったり、不安になったり、
パパも一緒に頑張ってくれようとしていたのに、
なんでこの時に?って時に怪我して手伝えなくなっちゃうし
あなたのいいママになりたいのに、
ちゃんとできているか分からなくって、ここに来てくれたママを知っているの。
今は何でも頼れるママだけど、
ママをママに育ててくれたのは、実はあなたとお兄ちゃんなのよ。
あなたは
お腹にいる時から 家族みんなに「幸せな時間」をプレゼントしてくれていた。
それはこれから大きくなってもず~っと変わらない事。
どうかそのことを忘れないでね。
年始のお便りには
年賀状を見た時に、そういえばひとみ助産院に行ってそんな時があったよね、と
ご家族や親子で話してくれるきっかけになればいいな、
と思って出しているので、返信のお気遣いしないでくださいね。
でもお便り頂くととっても嬉しく、お子さんの成長を一緒に喜んでいます。
今年は施設を持って20年。
昨年と今年は成人式です、というお便りを沢山頂き、
立派に成長した姿に感動を沢山頂きました。
皆様のおかげで幸せな新年をスタートする事が出来ています。
今年もいい一年になりますね。